寺と法とお金

Amazonお坊さん便。
「1000円カット美容室」にたとえたら何がみえる?

「おせち料理」から、つぎの時代の葬送儀礼を考えてみると…?

難しくなりがちな仏教の話を、町の文房具屋だった私の父にも伝わるように書いたら、こうなりました。

既存の宗派の良いところを見つけるためのガイドブックにしたいです。(東京都 O様)

お寺に聞いてみたいことがいっぱい増えました。(埼玉県 学生)

普通の本には書いてないことがいっぱい。ちょっと深いので、立ち止まりながら読みました。心に悩みを抱えている人、スピリチュアルとか仏教に関心のある人には最適。(東京都 K様)

お坊さんに悩み相談をしてもいいんだ!ということがわかり、目からウロコでした。じっさい4章に紹介されていたサイトから、お寺イベントを見つけてハシゴするようになりました。(茨城県 学生)

チャプターごとのテーマ立て、リサーチやフィールドワーク、個人の具体的ケースの紹介など、今回もおけいさんの著作は説得力(智慧)と慈悲に溢れているなあ、とあらためて感じ入りました。(神奈川県 S様)

☑お寺に、人生相談してみたいけれど敷居が高い。

☑お金の話しかしない住職に、どう対応すれば……?

☑お坊さんと、知り合う方法は?

年齢を重ねるほどに、
幸福感が積みあがる。

それが、本来の釈尊の教え。

老後不安に揺れるこの国が、
ハッピーな国に戻ることを願って、
この本を書きました。

 

仏教の底ぢからを知って、
ストレスフリーに生きよう!

マインドフルネスや瞑想は、宗教アレルギーの人にもとっつきやすいよう、呼吸法や健康法としてひろめられています。

でも、皆さんが嫌いな宗教とは、じつは〝宗教的な考え〟ではありません。

あなたがキライなのは、会費で集団に所属させられる違和感であったり、宗教集団のもつ権威だったりするのではありませんか?

それら皆さんのキライな要素は、本来の仏教の教えとは関係がありません。
お釈迦さまの教えはむしろこの世界をどうとらえたら楽になれるのかという哲学であり、生きかたそのもの。

高額のセミナー料金を払うことなく
売り上げが伸び、収入も増えるとしたら?

宗教臭さを取り去ったマインドフルネスや瞑想が人気を呼んでいます。

でも……

「やれば営業成績が上がるらしいから、企業研修で瞑想にとりくむ」
「これを知らないと時代に遅れそうだから、マインドフルネスを勉強する」

これって考えてみると、利益優先になっていますよね?
それは、仏教が本来めざすところと真逆なんです。

もちろん、何もしないより頭はスッキリするでしょう。
営業成績があがったり、人間関係がうまくいったりすることも、多少は期待できるかもしれません。

しかし、得られる幸福感は、本来の瞑想やマインドフルネスで会得できるはずの幸福感の3%程度。
なぜなら、本来の(仏教的な)マインドフルネスは、利益優先の〝方法〟ではなく〝生きる道〟だからです。
後述しますが、本来の仏教の底力が発揮されれば、高額のセミナー料金を払うことなく、誰もが成功へ近づき、幸福を感じながら仕事をすることができるのです。
各家にお仏壇があった昭和のころ、名前を聞けばわかる有名企業も、競合他社を追い堕とすことより「お客さまに喜んでもらえるものをつくること」を考えていました。
だから日本は、「ジャパン・アズ・No.1」といわれるほどの高度経済成長を遂げたのです。

その祈願のしかた、大丈夫?

ついでにいえば、
「初詣にいったら、合格祈願をする!」
という祈りかたも、じつはあまりよろしくないのです。

合格定員が決まっている以上、「神だのみをして合格する」ということは、「神さまにお願いをして、誰かが落ちるよう祈願している」のと同じことだからです。

お墓参りにいって、
「亡くなった○○さん(だけ)が安寧にいられますように」
と願うのも、ちょっと違う。

え? でもお参りとか法要って、
そういう気持ちでしかやっていない!

いまはほとんどの人が、そういうお気持ちですよね。
でもほんの30年くらい前までは、違いました。

じゃあどうやって祈ればいいの?
本来の供養とは……?

顔も知らない、畏敬の念しか浮かばないほど昔に生きた〝ご先祖さま〟への祈りであり、「人間ごときの力ではいかんともできないことが世のなかにはいっぱいある!」ということに日々ひれふすことです。

この〝人間ワザを超越するなにかへひれふす思い〟こそ、あらゆる伝統的な宗教共通の本意。
コレなしには、ほんとうの幸福感は得られるはずがないのです。

ところで、成功者を多数出しているBNIや各種の自己啓発では、この〝あらゆる伝統的な宗教共通の本意〟をアレンジしたものが、高額のセミナー料金で売りさばかれています。

お釈迦さまの教えをきちんと学べば、その効果は何十倍にもひろがり、高額のセミナー料金を支払うことなく、BNIや各種セミナーで共有されている意識の転換を実現できるのです。

では具体的に、どう祈願すればよいのでしょうか?
この本を読み進め、〝マイいきつけ寺院〟を探してゆくうちに、おのずと閃きます。

私は宗教者でも宗教研究者でもありません。
しかしありがたいことに、全国津々浦々のさまざまな宗派のお坊さん、スリランカやタイのお坊さん、神職さん、牧師さん、ムスリムの友人などから、多彩なエピソードを聴くことのできる立場にいます。

また行政書士として遺言・相続・墓じまいの相談に応じるなかで、多くのかたの葬祭についてのエピソードや失敗談をうかがう立場にもいます。

この本では、仏教の素朴なギモンについて、私自身が知人宗教者や葬祭の専門家から聞いて「なるほど」と思った回答をご紹介しています。
仏教は個々人が自灯明で「中道」をさぐる教えですから、固定化された答えを提示することはありません。
ですから私が書いたお答えについても、賛否両論がわきおこるでしょう。
その賛否両論が、皆さまがたの考えるキッカケとなれば幸いです。

あとは、皆さんがそれぞれに〝マイいきつけ寺院〟を見つけてゆく過程で、いろいろな和尚さまがたと存分に語らって、日々の答えを見つけていってくださればと祈念します。


【この本を書いているのは…】

勝 桂子(すぐれ・けいこ、本サイト主Okei)◆◇◆略歴◆◇◆
国際基督教大学にてインド思想史、鎌倉仏教思想史を学ぶ(卒業論文は「一遍智真の六字名号が示したもの」)。イベント制作やフリー雑誌記者(筆名:カツラ珪)をへて、2007年にこちらOK行政書士事務所開業。遺言・相続やお墓(改葬等)の相談に応じるなかで、お寺と市民の間のギャップ、家族形態が変遷する時代の葬祭に潜む問題点などを多数取材。2011年に『いいお坊さん ひどいお坊さん』(ベスト新書)で寺院界に反響をよび、全国各地の僧侶研修や市民講座に登壇。
・2012年3月、日蓮宗のお寺のアイディア募集で「優秀賞」受賞。
・2013~2014 曹洞宗宗務庁 将来像策定委員。


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