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ハッピーになれなければ、仏教じゃない!

話題のマインドフルネスや瞑想。
ボタンをかけ違えると?

宗教臭さを取り去ったマインドフルネスや瞑想が人気を呼んでいます。

でも……

「やれば営業成績が上がるらしいから、企業研修で瞑想にとりくむ」
「これを知らないと時代に遅れそうだから、マインドフルネスを勉強する」

これって考えてみると、利益優先になっていますよね?
それは、仏教が本来めざすところと真逆なんです。

もちろん、何もしないより頭はスッキリするでしょう。
営業成績があがったり、人間関係がうまくいったりすることも、多少は期待できるかもしれません。

しかし、得られる幸福感は、本来の瞑想やマインドフルネスで会得できるはずの幸福感の3%程度。
なぜなら、本来の(仏教的な)マインドフルネスは、利益優先の〝方法〟ではなく〝生きる道〟だからです。

ついでにいえば、
「あの世でも安心したいから、墓を大事にする」
「あの世にいる親しい人(だけ)が喜ぶよう、供養をする」
というのも、ちょっと違う。

え? でも法要とか墓参りって、
そういう気持ちでしかやっていない!

いまはほとんどの人が、そういうお気持ちですよね。
でもほんの30年くらい前までは、違いました。

本来の供養とは?

顔も知らない、畏敬の念しか浮かばないほど昔に生きた〝ご先祖さま〟への祈りであり、「人間ごときの力ではいかんともできないことが世のなかにはいっぱいある!」ということに日々ひれふすことです。

この〝人間ワザを超越するなにかへひれふす思い〟こそ、あらゆる伝統的な宗教共通の本意。
コレなしには、ほんとうの幸福感は得られるはずがないのです。

いっぽう、成功者を多数出しているBNIや各種の自己啓発では、この本意をアレンジしたものが、高額のセミナー料金で売りさばかれているわけです。

年齢を重ねるほどに、
幸福感が積みあがる。

それが、本来の釈尊の教え。

老後不安に揺れるこの国が、
ハッピーな国に戻ることを願って、
この本を書きました。

仏教の底ぢからを知って、
ストレスフリーに生きよう!

マインドフルネスや瞑想は、宗教アレルギーの人にもとっつきやすいよう、呼吸法や健康法としてひろめられています。

でも、皆さんが嫌いな宗教とは、じつは〝宗教的な考え〟ではありません。

あなたがキライなのは、会費で集団に所属させられる違和感であったり、宗教集団のもつ権威だったりするのではないでしょうか。

それら皆さんのキライな要素は、本来の仏教の教えとは関係がありません。お釈迦さまの教えをきちんと学べば、その効果は何十倍にもひろがるのです。

私は宗教者でも宗教研究者でもありません。
しかしありがたいことに、全国津々浦々のさまざまな宗派のお坊さん、スリランカやタイのお坊さん、神職さん、牧師さん、ムスリムの友人などから、多彩なエピソードを聴くことのできる立場にいます。

また行政書士として遺言・相続・墓じまいの相談に応じるなかで、多くのかたの葬祭についてのエピソードや失敗談をうかがう立場にもいます。

この本では、仏教の素朴なギモンについて、私自身が知人宗教者や葬祭の専門家から聞いて「なるほど」と思った回答をご紹介しています。
仏教は個々人が自灯明で「中道」をさぐる教えですから、固定化された答えを提示することはありません。
ですから私が書いたお答えについても、賛否両論がわきおこるでしょう。
その賛否両論が、皆さまがたの考えるキッカケとなれば幸いです。

あとは、皆さんがそれぞれに〝マイいきつけ寺院〟を見つけてゆく過程で、いろいろな和尚さまがたと存分に語らって、日々の答えを見つけていってくださればと祈念します。


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